初代レガシィの系譜
BC/BF スバル レガシィ 1989.2〜1993.10
 |
 |
| BC5 レガシィ セダン RS-RA 前期型 |
BF5 レガシィ ツーリングワゴン GT 前期型 |
スバル レガシィ の誕生
BC/BF型レガシィは、レオーネの上級車種として1989年2月1日にデビューした。レオーネと同じくセダンとワゴンの2タイプのボディ構成が採用され、ワゴンは発売当初から爆発的な売れ行きとなった。レオーネと同じく「ツーリングワゴン」と名づけられたレガシィのワゴンは、
そのシャープなスタイルと優れたユーティリティ、ワゴン車らしからぬ走行性能で既存のワゴン車の概念を払拭した。
セダンもまた、当時流行のローノーズ・ハイデッキフォルムのボディで、ブリスタフェンダーのアンダーボディに6ライトのキャビンを載せた構成で、軽快な走りを連想させる雰囲気を創り出している。
しかし特筆すべきはスバルのお家芸とも言える水平対向エンジンと4WDであり、現在のスバルの主要車種である現行レガシィ、インプレッサ、フォレスターとも基本設計はこのBC/BFレガシィが元になっている。現在のスバルを支えているのはこの先代レガシィと言っても過言ではない。
タイプ別の遍歴
A TYPE
 |
 |
| BF5 レガシィ ツーリングワゴン VZ |
BC5 レガシィ セダン RS |
1989年2月1日、レオーネの上級車種としてレガシィがデビュー。当初はターボモデルはRSのみ。
エンジンは新設計のEJ18、EJ20の2タイプ。セダンRSに搭載のEJ20ターボは当時クラス最高の 220ps/6400rpm 27.5kg-m/4000rpm を発揮。ツーリングワゴンは当初4WDのみの設定。ただしMiの5MT車にはパートタイム4WDを搭載。
AT車は「アクティブトルクスプリット方式フルタイム4WD」を、MT車には「ビスカスLSD付センターデフ方式フルタイム4WD」を採用。セダンRSにはリヤにもビスカスLSDを装備。
| ツーリングワゴン |
ツーリングセダン |
| 4WD |
2WD |
4WD |
| 1.8 |
2.0 |
1.8 |
2.0 |
1.8 |
2.0 |
Mi Ti |
TZ VZ VZエアサス |
Ei Mi Ti Vi |
VZ |
Mi Ti |
TZ VZ RS |
グレード名について
初代レガシィのグレード名については、アルファベット2文字で構成されています。
1文字目は装備を表し、2文字目が排気量を表しています。
| 1文字目 |
装備 |
| E |
M |
T |
V |
| 最廉価 |
→ |
フル装備 |
| 2文字目 |
排気量 |
| i |
Z |
| 1800ccクラス |
2000ccクラス |
ただし、ターボ系(GT,RS)と後期型で登場するBrightonはこの限りではありません。
車種追加
 |
 |
| BC5 レガシィ セダン RS タイプ R | BF5 レガシィ ツーリングワゴン GT |
1989年10月2日にはツーリングワゴンのフラッグシップである GT がデビュー。ワゴン車としては驚異的なパワーの200psを叩き出した。これはセダン RS のAT向けディチューン版であるが、MTでも同様の200ps仕様となりカムプロファイルとタービンが違う。
セダンも同時にオートマのみのGTと、RS type R が登場。RS のサスペンションを更に煮詰め、バネレートやショックアブソーバーの減衰力、ブッシュの硬度などがリファインされた。
| ツーリングワゴン |
ツーリングセダン |
| 4WD |
2WD |
4WD |
| 1.8 |
2.0 |
1.8 |
2.0 |
1.8 |
2.0 |
Mi Ti |
TZ VZ VZエアサス GT |
Ei Mi Ti Vi |
VZ | Mi Ti |
TZ VZ RS RS type R GT |
車種追加
 |
| BC5 レガシィ セダン RS タイプ RA |
1989年11月28日には好評だったRS Type Rの後継として本格的モータースポーツベースモデルRS Type RAがデビュー。RS Type Rをベースに更に足回りを強化し、エンジンはSTi (スバルテクニカインターナショナル)により一台一台組み上げられ、その際ポート研磨や各部バランス取り、強化コンロッドや強化メタル、鍛造製ピストンなどが組み付けられている。
| ツーリングワゴン |
ツーリングセダン |
| 4WD |
2WD |
4WD |
| 1.8 |
2.0 |
1.8 |
2.0 |
1.8 |
2.0 |
Mi Ti |
TZ VZ VZエアサス GT |
Ei Mi Ti Vi |
VZ |
Mi Ti |
TZ VZ RS RS type R RS type RA GT |
赤字は追加モデル
特別仕様車
| グレード名 |
発売日 |
主要装備 |
台数 |
Mi Extra (セダン) |
90年1月22日 |
エアコン他 |
限定1500台 |
| Ti type S |
フルオートエアコン他 |
限定2000台 |
B TYPE 一部改良
1990年5月21日、一部改良。RS Type RAの本格ライン生産に伴いクロスミッションが搭載された。各グレードも装備を充実。外観上の変更は乏しく、
ワゴンのテールゲートからメッキのモールが消えた。この際 A TYPE でリコールのあった AT ミッションが改良されている。
初代レガシィのうち、このBタイプが装備、性能ともトップクラスである。Aタイプを改良し、後述のマイナーチェンジによる安全性の向上と引き換えに省略された装備が残っているのがこのBタイプまで。
ワゴンTZ 4WD車にエアサス車が追加された。また、いすゞ自動車へもレガシィセダンをアスカCXとしてOEM供給を始めたのもこのタイプから。
| ツーリングワゴン |
ツーリングセダン |
| 4WD |
2WD |
4WD |
| 1.8 |
2.0 |
1.8 |
2.0 |
1.8 |
2.0 |
Mi Ti |
TZ TZエアサス VZ VZエアサス GT |
Ei Mi Ti Vi |
VZ |
Mi Ti |
TZ VZ RS RS type R RS type RA GT |
赤字は追加モデル
特別仕様車と主要装備
| グレード名 |
発売日 |
主要装備 |
台数 |
Mi Extra (セダン) |
90年7月10日 |
エアコン他 |
限定4000台 |
| Ti type S |
フルオートエアコン、ルーフレール、 14インチアルミホイール他 |
限定5000台 |
C TYPE マイナーチェンジ
1991年5月30日にマイナーチェンジが施され、フロントマスクが変更され前期型のツリ目から大人しい顔つきになった。前ドアより前のプレス品はすべて変更されている。ドアハンドルもボディ同色になりリアガーニッシュとリアコンビランプの意匠が変更されている。ここでリアの六連星マークとセダンのサイドにあった車名プレートは廃止された。セダンのみ OEM 供給されていたイスズ アスカ CX も変更になっている。コンピューターはそれまでの 8bit から 16bit に進化した。
全体的にエンジン特性を見直している。
また、徹底的なコストダウンが計られ、ワゴンの装備ではカーゴルームの照明、バックドアのハンドル、サブトランクのステー、GTに標準であったコイントレーなどが廃止された。
セダン VZ Type R、セダンとワゴンに2リッターSOHC EJ20 搭載の新グレード Brighton が登場。その代り TZ セダン Ei、Vi、RS type R が廃止された。また、特別仕様車であった Ti type S がカタログモデルに昇格した。
| ツーリングワゴン |
ツーリングセダン |
| 4WD |
2WD |
4WD |
| 1.8 |
2.0 |
1.8 |
2.0 |
1.8 |
2.0 |
Mi Ti Ti type S |
TZ TZエアサス VZ VZエアサス Brighton Brightonエアサス GT |
Ei Mi Ti Ti type S Vi |
VZ VZ type R |
Mi Ti Ti type S |
TZ VZ VZ type R Brighton RS RS type R RS type RA GT |
赤字は追加モデル 灰色字は廃止モデル
C TYPE 秘密の改良
マイナーチェンジから僅か2ヶ月後、大幅なコストダウンのため廃止されていたカーゴルームの照明とバックドアハンドルが復活した。これは当初スバルのディーラーマンでも気付かなかった。
特別仕様車
| グレード名 |
発売日 |
主要装備 |
台数 |
GT-X (ワゴン) |
91年10月22日 |
専用オーディオ、リアデフレクター、 専用2トーン外装色等 |
限定300台 |
VZ type R (ワゴン) |
91年12月2日 |
セダンRS用サスペンション、GT用内装を移植 |
月販300台 |
Mi Extra G (セダン) |
92年1月18日 |
エアコン、パワーウィンドウ他 |
月販500台 |
Mi Select G (ワゴン) |
エアコン、パワーウィンドウ、ルーフレール他 |
月販300台 |
D TYPE 一部改良(最終型)
 限定200台のツーリングワゴンGT STiバージョン |
 モデル末期に投入されたBrighton220 |
 GT系のホイールはA,Bタイプ同様のものに戻った |
1992年6月8日、最終型のDタイプとなる。Cタイプとの大きな違いはないが更に熟成された。GT系のアルミホイールがマイナーチェンジ以前のデザインに戻され、自然吸気のVZのバンパーがGT&RS系と同デザインのプロジェクターフォグ付きに変更された。 輸出仕様に設定されていた 2.2リッターSOHC EJ22 を搭載した Brighton 220 が登場。レガシィ初の3ナンバーとなり、
専用フロントグリルを与えられた。同時にツーリングワゴン Brighton に初めてFFモデルが追加された。セダンには GT Type S2 登場。15インチBBS鍛造アルミホイール、RS譲りのハードサスペンション搭載。
このタイプでは特別仕様車としてツーリングワゴンGTの4ATをベースとしたSTiバージョンが200台限定で発売された。STiによるコンピューターチューンによりRSと同じ220psが与えられ、ATのプログラムも220ps対応に変更。フロントリップスポイラーや専用Fグリル(Brighton220と同じ物で輸出仕様のものにチェリーレッドのアクセントラインが入る。)、ストラットタワーバーが標準装備されるなどの特別モデル。スバルとしても初のSTiの名を冠したモデルであった。全国限定200台のうち1台がTakeBeauの近所にある。
| ツーリングワゴン |
ツーリングセダン |
| 2WD |
4WD |
2WD |
4WD |
| 2.0 |
1.8 |
2.0 |
2.2 |
1.8 |
2.0 |
1.8 |
2.0 |
| BrightonFF |
Mi Ti Ti type S |
VZ VZエアサス Brighton Brightonエアサス GT |
Brighton220 Brighton220エアサス |
Mi Ti Ti type S | VZ VZ type R |
Mi Ti Ti type S | VZ VZ type R Brighton RS RS type RA GT |
赤字は追加モデル
特別仕様車
| グレード名 |
発売日 |
主要装備 |
台数 |
冠 |
GT STi Version (ワゴン) |
92年8月3日 |
STi仕様のECU、TCU、BBS15インチ鍛造アルミホイール、 スポーツサスペンション他 ATのみ |
限定200台 (受注生産) |
|
GT type S2 (ワゴン) |
92年10月1日 |
BBS15インチ鍛造アルミホイール、 スポーツサスペンション他 |
月販200台 |
スバル4WD車発売 20周年記念 |
| Brighton GOLD |
92年11月25日 |
専用オーディオ他装備充実 |
月販400台 |
富士重工 40周年記念 |
Brighton 220 S (ワゴン) |
93年3月1日 |
専用オーディオ他装備充実 |
月販300台 |
富士重工 40周年記念 |
Mi Super Extra (セダン) |
エアコン、パワーウィンドウ他 |
月販 合計1200台 |
|
Mi Super Select (Super SE) (ワゴン) |
エアコン、パワーウィンドウ、ルーフレール他 |
|
| Ti type SX |
Ti type S に専用オーディオ他装備充実 |
|

|